ジャーナル
深く、みずみずしい緑色。 和食器の中でもひと際目を引く「織部焼(おりべやき)」の緑は、400年以上もの間、日本の食卓で愛され続けてきた特別な色です。 本日は、そんな織部焼の歴史的な背景と、独特の美しい緑色が生み出す魅力、そして現代の食卓での気負わない使い方についてお伝えします。
和食器を探していると、「絵蛇蝎唐津沓向付」のような、長く難しい漢字の名前を目にすることがあるかと思います。 「なんだか敷居が高そう……」と少し難しく感じてしまうかもしれませんが、実はこの名前、うつわの「技法(模様や釉薬)」「形」「用途」を組み合わせた、とても理にかなった説明書きなのです。
うつわの世界でよく耳にする「景色(けしき)」という言葉。 これは、焼き物の釉薬の表情や、ひび割れなどの美しさを表す専門用語です。 作家もののうつわは、同じ窯で焼かれた同じ種類の器であっても、決して一つとして同じものはありません。炎の温度や土の性質、その日の気候といった偶然が重なり合って生まれる一点ごとの表情。それこそが、うつわの「景色」です。
新米、きのこ、根菜。実りの秋は、食卓に並ぶ食材そのものが豊かな力強さを持っています。 そんな秋の味覚を静かに受け止め、日々の食卓に心地よい「余白」を生み出してくれるのは、土の温もりを感じるうつわたちです。
和食器の世界で耳にする「向付(むこうづけ)」という言葉。 もともとは茶懐石から生まれた言葉ですが、実は現代の食卓でも非常に使い勝手が良く、日々の食事に心地よい「ゆとり」をもたらしてくれる頼もしい道具です。
毎日の食事の支度。忙しい時はつい省いてしまうこともある「箸置き」ですが、実は食卓の空気を最も簡単に、そして劇的に変えてくれる頼もしい道具です。 食卓に並ぶ一番小さなうつわである箸置き。 本日は、日々の暮らしに静かな落ち着きをもたらす箸置きの魅力と、心地よい付き合い方についてお伝えします。
白い素地に、藍色の顔料(呉須)でスッと描かれた模様。 和食器と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべる「染付(そめつけ)」のうつわは、日本の食卓に最も馴染み深い道具のひとつです。
少しずつ集めた作家ものの器。増えていくほどに悩ましいのが、限られた食器棚での収納です。器を傷つけずに重ねるコツと、日々の暮らしに寄り添う収納の工夫をご紹介します。
器は「料理の着物」と称されます。 同じお料理を作っても、盛り付ける器を変えるだけで、食卓の空気は驚くほど豊かな広がりを見せてくれます。 本日は、お料理が映える器の選び方と、食卓コーディネートの妙について。夏の定番である「枝豆のすり流し」を例に、器で料理が変わる瞬間をご紹介します。