5,000円以下で始める作家ものの器 | 日常に寄り添う入門の選び方

「作家ものの器」に興味はあっても、最初はどこから選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。少し敷居が高く感じられるかもしれませんが、日常の生活に実直に寄り添う、手頃な価格帯の器も数多く存在します。

予算を抑えて作家ものデビューをしたい方向けに、毎日の食卓で最も活躍するおすすめの選び方をご紹介します。

 

■ 毎日の食卓の真ん中に「お茶碗(飯碗)」

 

初めて迎える作家ものの器として、実は一番おすすめしたいのが「お茶碗」です。

朝昼晩と、私たちの暮らしの中で最も多く手に触れ、口に触れる道具。5,000円以下の予算があれば、量産品にはない、作家の「ろくろの手跡」や「釉薬の個体差」が残る表情豊かな一客に出会えます。

手に持ったときの驚くような軽さ、手のひらにすっと収まる絶妙なカーブ、そして高台(こうだい・底の支え部分)の美しい削り。毎日使うものだからこそ、少し良いものを選ぶ。それだけで、炊き立てのご飯の瑞々しさが引き立ち、日々の食事がほんの少し贅沢な時間に整います。

■ 小さな世界に個性が宿る「豆皿・箸置き」

 

お茶碗と並んで手に取りやすいのが、やはり「豆皿」や「箸置き」です。 手のひらに載る小さな面積の中に、土の質感や釉薬の工夫など、作家の独自の感性がぎゅっと凝縮されています。

手頃な価格帯のものが多いため、まずはここから作家 器に触れてみるのも良い方法です。手持ちの食器の中に手仕事の豆皿を一つ加えるだけで、食卓全体の空気は静かに変わります。

 

 

■ 食卓の印象を左右する「主役の平皿」

 

万能に使える五寸(約15cm)前後の平皿も、5,000円以下の予算で魅力的なが見つかります。 手仕事ならではのわずかな歪みや、土の温もりが残る平皿は、いつもの家庭料理を美しく受け止めてくれます。取り皿として、あるいは副菜を盛る皿として、長く使い込むほどに愛着が増していく道具です。

 

高い敷居を感じる必要はありません。ご自身の予算に合わせて、直感で「心地よい」と感じる一客を選ぶことから、新しい出会いを愉しんでいただければ幸いです。

 

食卓が、心地よいものでありますように。

うつわ御結

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