- うつわ たび 佐賀唐津編 2 -

- うつわ たび 佐賀唐津編 2 -

 

食とうつわを巡る旅としてスタートした「うつわ羇旅 UTSUWA KIRYO 」

第一回目の うつわ たび は
つくり手八分、使い手二分と言われる佐賀県の唐津焼です。

我々は5人の作家さんに会うべく、唐津の町を旅してまいりました。

今回ご紹介するのは、三藤るい氏の「三藤窯」です。

「三藤窯」 “自分と自分の周りにある自然と対峙しながら、
自らの手でものを作り出す職人になりたい”——。
接客業から陶芸家へと転身した「三藤窯」の三藤るいさん。
福岡出身の彼女が唐津焼を選んだ理由は、素材から作って販売まで、
分業ではなくすべて自分で携わることができるから。

憧れの陶芸家・川上清美さんに弟子入りし独立して十数年。
茶器や酒器から始まり、食事をするための うつわ も手がけるようになったのはつい最近のことだと言う。

「大切な人との時間を、食を通じてより豊かで楽しい時間へとつなぎたい」
そんな想いで紡がれた三藤さんの うつわ たち。

短い人生の中で、作品がどんな意味を持つのか。
一人でそのすべてを手がけるからこそ、自身が感じることを表現していきたい。
ひとつひとつの うつわ に、特別な想いが宿る。

 

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三藤るい
Mito Rui

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1978年 福岡県福岡市生まれ

2006年 佐賀県立有田窯業大学ロクロ科卒業
                唐津にて川上清美氏に師事

2009年 唐津市に築窯、独立

 

作品はこちら

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 「うつわ羇旅 UTSUWA KIRYO 」のタブロイド紙では、
編集長/ブランディングディレクターの行方ひさこによる
作家それぞれの個性を引きだしたインタビューや旅の様子を掲載しています。

interview & text Hisako Namekata

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