食卓が変わる | 和のテーブルコーディネート入門

食卓が変わる | 和のテーブルコーディネート入門

日々の食事を整える際、和食器の組み合わせに迷うという声を伺います。

 

色や形、質感が異なる器をどのように並べるか。 日常の食卓を心地よく整えるための、基本的な考え方を記します。

 

■ 色の組み合わせと、高さの出し方

 

和のテーブルコーディネートにおいて、器の色が重なることで視覚的なリズムが生まれます。

すべてを同じ質感や色、形、シリーズで揃えるのではなく、磁器の白に陶器の土色を合わせる。あるいは、同系色の中で質感の異なるものを混ぜることで、食卓に奥行きが生まれます。

また、平皿ばかりが並ぶ食卓に、少し高さのある小鉢や、高台の器を一つ加えることも有効です。 高低差が出ることで空間に余白が生まれ、盛り付けた器の表情がより引き立ちます。

 

■ 季節感を演出する、素材の選び方

 

和食には、季節の気配を取り入れる楽しみがあります。

器においては、光を通す薄手の磁器やガラスの器は涼やかさを、厚みのある陶器や灰釉(かいゆう)の器は温もりを感じさせます。

旬の食材を載せる器の素材を意識するだけで、食卓の空気は静かに整います。

 

 

もちろん、盛り付けるものによっても、変化が楽しめます。

「合わせてみると、意外と合うな」という新しい発見もきっと見つかるはず。 難しく考えすぎず、手持ちの器との重なりを楽しんでいただければ幸いです。

 

 

食卓が、心地よいものでありますように。

うつわ御結

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